なぜ私はこんなにも転職をしているのか。
行くところ行くところなぜこうもブラックな職場が多いのか。
今回は私が一番最初に働いた不倫ババアの美容室に退職を表明した時のはなしです。
人材を使い捨て宣言するオーナー!
「不倫ババア」がオーナーだった美容室に見切りを付けた私は、退職を表明しました。
オーナーに気に入られていなかった私は、 ろくに技術も教えてもらえず、はっきり言って技術も半端でした。
私が美容室を退職すると告げたら、オーナーはすぐさま他の従業員を募集し始めました。
しかし、なかなか面接には来ません。
しばらく電話一本鳴らなかったので、オーナーは焦った模様。
「お給料を上げるから辞めないで欲しい」
との交渉がありましたが、私は断固拒否しました。
確かに私のように不満がありながらも、真面目に働く子は使いやすいんでしょうし、イビリがいもあるんでしょうね!(怒)
私が美容室を去る前日に、やっと一人の男の子が面接に訪れました。
こういっては失礼ですが、あまり美形ではなく、オーナーの好みとは言い切れない感じでした。
面接し終わったオーナーが、大きな声で愚痴っているのが聞こえました。
「美容師として見映えが悪いわ。あんな変な子しか面接に来ない!でも、シャンプーだけやらせておけば良いかしら。雑用やる子が欲しいから。途中で辞めちゃうようなら、それで良いわ。全くもう!」
・・・私は落胆し、震えました。
美容師として育て上げる気なんて、サラサラ無いんです。
まぁ、ビジネスとして経営者ですからね。
従業員が居る前で平気で「使い捨て宣言」
サイテーです。
新天地へ向けて。
これまでの職場を振り切るように退職。
そして、新たな職場を探して面接、なんなく合格。
美容師というのは、都内の「原宿や渋谷や青山」と言ったように「お洒落メッカ」で ない限りは、面接に落ちる事はほぼ無いと言っても過言ではありません。
しかし、入職してからがその美容室の本当の社風が出てきて厄介なんです。
もちろん、面接時にも色々と条件を聞きますが、実際に働いてみないと、それだけでは解らない事がたくさんあります。
ヤンキーの溜まり場だった。
入職していざサロンのフロアに出てみると、刺青に太いボディピアスをしたチンピラのような男の子(20代前半)が3人いました。
美容師はその職業柄で、派手な男性が多いのは百も承知ではありますが、なんとも素行が悪そうな男性に圧倒されました。
(まじでガクブルでした!)
さらに、その3人も今はまだ発展途中。
そう!私のライバルであるわけです。
ここでもう一つ説明を加えておきます。
美容師というのは半人前だと、一人前になるのに向けて一生懸命練習をするのですが、練習生が複数人いると、その中で「誰が一番最初に技術者として独り立ちするか?」を自然と競わされるのです。
もちろん、ヤンキー3人組同士もライバルではありそうですが、そちらは気の合う仲間と言ったところ。
一瞬で目の敵にされるのが解りました。
シャンプーにしろ、他のスタイリストのヘルプにしろ、お客さんの取り合いが始まりました。
威圧的なヤンキー3人組は、そちらで手を組んでしまい、それぞれが新規のお客さんを受け付けては協力し合い、3人の担当にしてしまうのです。
私には、ほとんど担当は回ってきません。
例え新規でお客さんがもらえたとしても、年配の冴えない感じだったり、フケが酷くて不潔だったりと、明らかに避けたくなるような人ばかりでした。
さらに、この3人組。
お店にお客さんの予約が無いときには「ハント(捕まえるという意味の英語)行ってきます!」と言って、道に出て声をかけに行くのです。
簡単に言うと「ナンパ」。
道端で女性に声をかけて「カットの練習モデルで、お安くしますよ!」と触れ込み、後の自分の指名を増やして行くのです。
どちらかと言うとこの方法は、女性よりも男性の方が有利です。
「ナンパ」という行為はチャラ男なら普段からやっている行為。
しかも、昼間に道を歩いている女性は、大抵は既婚者でお買い物途中など。
時間がある人が多く、誘われたらすぐ応じれたりします。
反対に昼間に道を歩いている男性は、大抵が仕事中で営業職の人間だったりします。
誘ったって来れない確率が高いのです。
さらに、私は女性ですし、ナンパのような事などした事は無いのでチラシを配るのが関の山でした。
気に入らないと怒鳴る!
ある日、お店で大声で怒鳴っている声が聞こえました。
例の3人組のうちの一人が大声を上げていました。
フロアにお客さんがいるのにも関わらずですよ?
もう、凍りますよね。
凍るしか、ないですよね。
私はその矛先が何なのかなどの詳細は解りませんでしたが「よくクビにならないな。」と感じました。
と、同時に「いずれ私にも因縁を付けてくるんだろうなぁ。」(疲)と意気消沈しました。
全く、私の仕事運の無さ、ハンパ無いです。
この職場も、やがて辞める羽目になるんだろうなと、安易に想像がつきました。
やってられんわ。
もう。
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