私はこれまでに数々の転職を繰り返してきました。
一体、何回なのか?
実は、もう数え切れません(笑)
私は高校を卒業し、美容師の学校へ進学しました。
国家資格を取得して、本来なら「食いっぱぐれ無い」はずだったんです!(泣)
その為、20代の頃は美容師をしていました。
しかし、最初に就職した美容室では癖のある女性オーナーに遭遇。
→ブラック企業を渡り歩く!リエの転職の履歴書【小さな美容室の色気ばばあ】
ここから私のある意味での「転職マスター」への道が切り開かれたのです。
転職マスターへの道が切り開かれた
まず初めに申しておきますが、今まで人生を生きてきて、自分自身が「社会不適合者」を感じたこともあり、他人のせいばかりにしてきたわけではありません。
そもそもの私の性格も、人見知りだったり、空気を読むことが下手だったりします。
以前はそう言った事で悩んだこともありますが、それを考慮しても「転職するだけの価値はあった」と今、現在になって感じています。
「気分で髪の毛を切り始めるなよ。お前、一応、美容師だろ?」
曲者のオーナーに、そう思った出来事があります。
どういう事か?と申しますと。
気分屋オーナーに放置プレイされる
その日はなぜか朝からオーナーの機嫌が良く「あなたの髪の毛伸びてるわね。私が切ってあげるわ。」と話しかけてきたのです。
「は?はぁ。。。」
これが私の第一声です。
ここで1つ説明しておきますと、美容師と言うのは、お互いで髪の毛を切りあったりするのが普通です。
ごくたまに、お店のフロアにお客さんが一人もいない時には「さくら」として、誰がセットチェアに座ることがあります。
そんな流れで、私は「さくら」として、カットされることになったという訳です。
しかし、ふっと「どんな髪型にされるんだろぅ。?モヒカン?刈り上げ?恐すぎる!」と思った私はオロオロしながら、後生丁寧に断る方向でした。
しかし、このオーナー。
あまりにも気分がノッてたんでしょうね。
半ば強引にセットチェアに「座らせられた」私はカットクロス(カットをする時に体にかけるあれ)をかけられ逃げられない状態に。
鏡越しに見えるオーナーはテンションが高かったように感じました。
(オーナーはかなりのナルシストで、私の髪型の話は一切せず、鏡で自分の顔のチェックをしていました!)
私の髪の毛は、とても多くて剛毛で固くてクセがあります。
個人的に他の美容室へカットをしにいくと、大抵の美容師さんは手こずる毛質。
それでもオーナーが、ベテランであることと、気分が良さそうな事を信じて見守る事にしました。
待ち時間が長すぎると思っていたら?
カットを初めて10分。
肩より長かった私の髪の毛は、不揃いなところが少しだけ切り揃えられていました。
日々のストレスからか私は疲れていて、ぼんやりとして、放心状態だった気がします。
気がつくとオーナーが私から離れていませんでした。
「トイレでも入っているのかな」と思い、様子を見ていると、10分が過ぎました。
・・・嫌な予感がしました。
私の髪の毛は、まだまだ仕上がりには遠く、明らかに左側の方がボリューミーでした。
この状態で長い時間放置されている、このプレイは恐怖でした。
(勘弁してくれ!)
30分が過ぎた頃に従業員のバックルーム から、 オーナーと佐藤さんと雄輔ちゃんの高らかな笑い声が聞こえました。
私以外の従業員で「ダベって」いるのでしょうね。
その声は、フロアに私しか居なかったために良く響いていたのが、今でも脳裏に焼き付いています。
泣きながら他の美容室へ足を運ぶ私。
オーナーが私から離れて、既に40分が経過していました。
待っていても進展の気配を感じられなかった私は、仕方なくカットクロスを自力ではずし、まだまだ不揃いの髪の毛をヘアゴムで縛りました。
それから、クソ真面目な私は営業時間が終わるまできちんと仕事をして退社。
その日は練習会などあったものの、キャンセル。
その足で他の美容室へ駆け込んだのです。
目にはうっすらと涙が浮かんでいました。
「どんな髪型にされるか不安」と、うかつに考えていましたが、まさかカットの途中で『→×忘れ去られる→○放置プレイを食らう』とは思ってもみませんでした。
ちょっと考えただけでも、フロアに私以外の誰一人居ないのに「忘れる」なんてあり得ません。
明らかに「わざと放置」したんだと思います(憎!)
否、あの性格から読み取るべきだったのかもしれない。
私ったら本当にお人好し過ぎると自分が嫌になった出来事でした。
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